かつて訪れたフィリピンはとても貧富の差がある国でした。人間らしい生活をしているとは思えないような貧しい層から、少しランクの上がった、少ないお給料で働かされるメイドさんや、運転手などの層。かたや財閥を始めとする超富裕層。彼らは簡単にはその層から抜け出すことはできず、殆どが一生同じ生活を繰り返すことになります。カースト制度のあるインドなどもそうですね。それに比べれば、日本では、そこまでの貧富の差もなく、通う店も違うとは言え、同じラーメン屋さんに行くこともあるし、ましな国だ、と思っていました。
随分昔の話ですが、一億総中流社会というような時代もあったのです。中の上や、中の下などとも表現しましたが、中の下でもそれなりに自分は中流だと思って、そこそこ納得している世帯は多かったわけです。それから時代と共に変化が訪れましたが、悪名高きアベノミクスが始まり、いつのまにか日本でも格差が広がってきました。
最新(2016年調査)の相対的貧困率は、全体で15.7% です。(参照) 今年の調査ではどうなるでしょうか。
アベノミクスでは富裕層を優遇する政策が沢山とられました。株価が上がることで、個人投資家にも恩恵がありますが、株を持っていない人は直接の恩恵は受けられません。まずはお金を持っている人達が景気の上向きを実感して、お金を使って還元していくというような耳障りのよい話がありますが、貧しい人達はいつまでも変わりません。
フィリピンを始め、貧富の差がある国も、年月がたっても、その構造は全く変わりません。
なんで世の中は変わらないのだろう。どうしてだろう。疑問に思っていても、それを自ら行動に移すことはありませんでした。寄付をしたり、ボランティアを行いましたが、あまりにも小さなことですし、自分自身が貧しさで苦しむことはなかったので、結局見て見ぬふりでいたわけです。この世の中を変えていくには、立派な政治家になったり、多くの財産で貢献するしかないのではないかと。
なんで変わらないのか、その疑問の答えが見つかったのは、RAPTブログでした。更に、自分でも世の中を変えていくことができるんだと教えて頂きました。世の中に影響を与えることのできる地位にいなくても、資金力がなくても、人間は神様に祈り求めることができるのです。何と頼もしいことでしょう。もちろん、本物の神様にお祈りし、自分自身も心を清め、神様ときちんとつながってこそ、やっと祈りが届きます。まずはお祈りをしてみて下さい。今までの日本人の習慣のように、神社やお寺に行って、木や石の仏像や紙の札を拝んだり、お経を唱えてはいけません。ただ部屋の中で、唯一の本物の見えない神様に向かって、お祈りしてください。
特定の宗教をお持ちでない日本人の方なら、初詣、厄除けやお祓いなどで、神社・仏閣は身近なものですね。長い間、本殿にいる木や石の像に向かってお祈りしてきたわけですが、ここでは、いつも私達の傍にいらっしゃる見えない神様にお祈りすればいいのです。最初は、試し試し、祈りが届くだろうかと恐る恐るかもしれませんが、始めてみることが大切です。いざお祈りを始めてみると、世の中を変えたいという以上に、自分のこともあれこととお祈りするようになるでしょうが、神様はその人にとってふさわしいことであれば、いつの日か必ず叶えて下さいます。まずは、朝でも昼でも空いた時間に、沢山見えない神様を呼び求めてみて下さい。
主は天から人の子らを見渡し、探される
目覚めた人、神を求める人はいないか、と。
だれもかれも背き去った。
皆ともに、汚れている。
善を行う者はいない。ひとりもいない。(詩編 14-2)
神様は、いつでも、ご自分を呼んでくれる人はいないか、毎日、天から地上をご覧になっていらっしゃいます。何て嬉しいことだと思いませんか。どこまでも清らかな神様ですから、すぐに通じることは難しいですが、毎日毎日、習慣になるようにお祈りしてみて下さい。お祈りの時間などについては別の機会にお話ししたいと思います。
お祈りの内容を思い浮かばないときは、RAPT様が簡潔にお話しされているので、ご覧になって下さい。
何をどう祈ればいいのか、具体的な方法をお教えします。自分の人生も世界の運命も変える鍵がここにあります。
RAPT×読者対談〈第104弾〉誰でも世界を変えられる。